2010年活動記録
2010年 02月 13日
<2月13日(土)>桜の森260 第1回炭出し、第2回炭焼、中山作業
2月14日 空気調整(うしろで報告)
2月15日 クドサシ(うしろで報告)
8時20分~17時
活動日にいつも掲げている県から貰った幟。今日は半旗になっていました。皆が長老の他界を寂しく思っています。
この山を誰よりも良く知っておられて、色んな場面でその話を聞くのが楽しみでした。
3年半前、桜の森に来ようとした時、そして来た当初は、特別分からず屋の煩い人でした。それが半年経過した頃、私達の努力を最初に認めてくれた人です。
その後は何かにつけて、一番の相談相手でした。
椎茸栽培で大臣賞をとるなど、活躍してこられた長老の畑が桜の森の隣。そして ↓ が椎茸の栽培場です。思えば昨年はあまり力を入れておられないように感じましたが、その時、すでに体調に異変が有ったのかも知れません。
もっともっと一杯聞いておきたいことが有ったのに・・・
朝、全員で黙祷したのち作業にかかりました。
今日は、第1回目の炭出しです。
Mtu さんとWtaさんが早出で、窯を開いておいてくれました。入れた木はコナラ、エノキ、ヒサカキ。
窯を温めるのが目的とは言え、
焼き上がりは気になります。
焚き口から覗いた状況です。
炭の量はまず合格かな。
エノキは炭と言うには憚るようなガラガラの炭になります。ヒサカキは結構良い炭になりますが、今回は少ししか入っていません。今回の本命はコナラです。菊模様にこそならないけれど、燃料としては良い炭で、その焼き上がり具合が今回の出来不出来の物差しになります。
←コナラです。チャント棒で出て来ました。合格です。
惜しむらくは、白い灰が目立ちます。この原因は、原木の90cmが守られておらず、結果的に木に隙間を作り炎となり灰になったのだろうと思います。立て方も甘かったかも知れません。
今日は、“牧の台緑の少年団”16名がが炭焼き体験にやって来ました。まず、炭出しを手伝ってくれました。
窯の中にも入り、炭の状況も見学しました。
↓ 木入れも手伝ってくれました。
昼休みには炭火で焼芋をしました。 午後は中山へ行き、上げ木作りの体験もしました。皆、良く働くと感心していたよ。
2時半頃、「ありがとうございました!」と言って帰って行きました。
炭焼きは、ポイントポイントで状況を「炭焼きノート」として記録を取りながら進んでいます。
良い炭を焼きたい、ノウハウを確立したいとの強い思いが皆にあるからです。
誰の顔もこのようになっています。
今日もヌカ火を出してしまいました。分かっていて手を打たないのは炭焼きではなく、火遊びです。
何日も山でキツイ作業を続けているのは、みんな良い炭を焼きたいと思っているからです。
煙道口の温度80℃を超え、85℃に届かなかったけれどメン塗りを
17時少し前に完了し、引き上げたと報告を貰いました。
ヌカ火を出しても80℃超えていれば、多分、明朝火は消えていないでしょう。そう祈ります。
2月14日(火)第2回炭焼 空気調整
7時20分~18時
残念ながら、火は消えていました。原因は2度も出たというヌカ火でしょう。
7時20分 煙道口温度 35℃ 煙なし
9時 レンガ上3段外し 焚き直し 出てきた煙・・でなく水蒸気
17時棚引き始めた煙 7時から18時までの長時間、Nkadさん、頑張り続けてくれました。他に8時から18時まで
3名、その他3名が苦心しながら、ようやく炭焼きらしい煙が出るまで持ってきました。
中でも、二人は昼食抜きになってしまったよう。本当にご苦労様です。
この11時間の推移は後日、炭焼きノートでトレースして見て下さい。
この窯ですでに20回を超える炭焼きをしながら、未だに基本パターンを確立出来ないのは会
の恥だと思います。
しっかり「炭焼きノート」を記録し、1回1回の経験を蓄積し、この窯に合った炭焼き法を築き
あげたいものです。試行錯誤の時期はとっくに卒業していなければなりません。
17時煙道口温度95℃ 水蒸気から本格的な煙になってはいます。
空気穴を開放したままにするか、調整石を入れるか
迷いに迷いました。
調整石Aを入れると、再度消えるか
消えなければ、クドサシは明日の夜中になる恐れがある。
明日の夕方までにクドサシをしたい
思案の結果、調整石Bを真ん中に置くことにしました。祈るような気持ちで・・
良い炭を焼くためとしては、少し変な発想ですが、やはり夜は自分の布団で寝たいですから・・
これでは、炭焼き人失格でしょうね。
<これまでのところで経験した窯焚きの原則>
①火は激しく、燃やさない。
②ヌカ火を出さないよう細心の注意を払う。
③メン塗り時には、煙道口温度85℃を確保する。
<2月15日(月)第2回炭焼き クドサシ
8時~16時20分
なが~い2日間が終わりました。
7時煙道口温度290℃ 煙は青みがかっている。空気穴から見たブリキ板は赤くなっている。
気になったのでしょう。早朝、雨の中を池田から駆けつけたNkadさんがメモで置いて行った報告です。
9時、棚引く煙です。
煙道口温度 300℃超
窯内推定温度 570℃
↓左 煙道口の煙、根が切れかけています。
↓右 8時に調整石 A を入れた空気穴。
クドサシは16時頃と予測、長期戦です。
そうと決まると「薪割りしょう!」と全員が即そちらへ取りかかります。これは今年の特徴。
皆、良く働きます。今日出来た薪は100束以上。
長期戦を予想し、パソコンを持ち込み、先日の金沢での報告内容を参加者に説明をしました。
それは良いのですが、慣れないことをしたものだから、パソコンを小屋に置いたまま帰ってしまう始末。ブログ・・・、あっ!パソコン置いてきた。また桜の森まで行って来ました。
↓14時、煙道口の煙です。煙道口から煙が見えるところまでは1m以上透明です。
マッチ発火7秒。この煙が消えて1時間後位でクドサシのタイミングでしょう。
クドサシ終了16時10分、やっと終わりました。
明日は1日で、第3回分のクヌギを揃えないといけません。上げ木も少し足りません。
頑張ろう!
2月14日 空気調整(うしろで報告)
2月15日 クドサシ(うしろで報告)
8時20分~17時
活動日にいつも掲げている県から貰った幟。今日は半旗になっていました。皆が長老の他界を寂しく思っています。
この山を誰よりも良く知っておられて、色んな場面でその話を聞くのが楽しみでした。
3年半前、桜の森に来ようとした時、そして来た当初は、特別分からず屋の煩い人でした。それが半年経過した頃、私達の努力を最初に認めてくれた人です。
その後は何かにつけて、一番の相談相手でした。
椎茸栽培で大臣賞をとるなど、活躍してこられた長老の畑が桜の森の隣。そして ↓ が椎茸の栽培場です。思えば昨年はあまり力を入れておられないように感じましたが、その時、すでに体調に異変が有ったのかも知れません。
もっともっと一杯聞いておきたいことが有ったのに・・・
朝、全員で黙祷したのち作業にかかりました。
今日は、第1回目の炭出しです。
Mtu さんとWtaさんが早出で、窯を開いておいてくれました。入れた木はコナラ、エノキ、ヒサカキ。
窯を温めるのが目的とは言え、
焼き上がりは気になります。
焚き口から覗いた状況です。
炭の量はまず合格かな。
エノキは炭と言うには憚るようなガラガラの炭になります。ヒサカキは結構良い炭になりますが、今回は少ししか入っていません。今回の本命はコナラです。菊模様にこそならないけれど、燃料としては良い炭で、その焼き上がり具合が今回の出来不出来の物差しになります。
←コナラです。チャント棒で出て来ました。合格です。
惜しむらくは、白い灰が目立ちます。この原因は、原木の90cmが守られておらず、結果的に木に隙間を作り炎となり灰になったのだろうと思います。立て方も甘かったかも知れません。
今日は、“牧の台緑の少年団”16名がが炭焼き体験にやって来ました。まず、炭出しを手伝ってくれました。
窯の中にも入り、炭の状況も見学しました。
↓ 木入れも手伝ってくれました。
昼休みには炭火で焼芋をしました。
2時半頃、「ありがとうございました!」と言って帰って行きました。
炭焼きは、ポイントポイントで状況を「炭焼きノート」として記録を取りながら進んでいます。
良い炭を焼きたい、ノウハウを確立したいとの強い思いが皆にあるからです。
誰の顔もこのようになっています。
今日もヌカ火を出してしまいました。分かっていて手を打たないのは炭焼きではなく、火遊びです。
何日も山でキツイ作業を続けているのは、みんな良い炭を焼きたいと思っているからです。
煙道口の温度80℃を超え、85℃に届かなかったけれどメン塗りを
17時少し前に完了し、引き上げたと報告を貰いました。
ヌカ火を出しても80℃超えていれば、多分、明朝火は消えていないでしょう。そう祈ります。
2月14日(火)第2回炭焼 空気調整
7時20分~18時
残念ながら、火は消えていました。原因は2度も出たというヌカ火でしょう。
7時20分 煙道口温度 35℃ 煙なし
9時 レンガ上3段外し 焚き直し 出てきた煙・・でなく水蒸気
17時棚引き始めた煙
3名、その他3名が苦心しながら、ようやく炭焼きらしい煙が出るまで持ってきました。
中でも、二人は昼食抜きになってしまったよう。本当にご苦労様です。
この11時間の推移は後日、炭焼きノートでトレースして見て下さい。
この窯ですでに20回を超える炭焼きをしながら、未だに基本パターンを確立出来ないのは会
の恥だと思います。
しっかり「炭焼きノート」を記録し、1回1回の経験を蓄積し、この窯に合った炭焼き法を築き
あげたいものです。試行錯誤の時期はとっくに卒業していなければなりません。
17時煙道口温度95℃ 水蒸気から本格的な煙になってはいます。
空気穴を開放したままにするか、調整石を入れるか
迷いに迷いました。
調整石Aを入れると、再度消えるか
消えなければ、クドサシは明日の夜中になる恐れがある。
明日の夕方までにクドサシをしたい
思案の結果、調整石Bを真ん中に置くことにしました。祈るような気持ちで・・
良い炭を焼くためとしては、少し変な発想ですが、やはり夜は自分の布団で寝たいですから・・
これでは、炭焼き人失格でしょうね。
<これまでのところで経験した窯焚きの原則>
①火は激しく、燃やさない。
②ヌカ火を出さないよう細心の注意を払う。
③メン塗り時には、煙道口温度85℃を確保する。
<2月15日(月)第2回炭焼き クドサシ
8時~16時20分
なが~い2日間が終わりました。
7時煙道口温度290℃ 煙は青みがかっている。空気穴から見たブリキ板は赤くなっている。
気になったのでしょう。早朝、雨の中を池田から駆けつけたNkadさんがメモで置いて行った報告です。
9時、棚引く煙です。
煙道口温度 300℃超
窯内推定温度 570℃
↓左 煙道口の煙、根が切れかけています。
↓右 8時に調整石 A を入れた空気穴。
クドサシは16時頃と予測、長期戦です。
そうと決まると「薪割りしょう!」と全員が即そちらへ取りかかります。これは今年の特徴。
皆、良く働きます。今日出来た薪は100束以上。
長期戦を予想し、パソコンを持ち込み、先日の金沢での報告内容を参加者に説明をしました。
それは良いのですが、慣れないことをしたものだから、パソコンを小屋に置いたまま帰ってしまう始末。ブログ・・・、あっ!パソコン置いてきた。また桜の森まで行って来ました。
↓14時、煙道口の煙です。煙道口から煙が見えるところまでは1m以上透明です。
マッチ発火7秒。この煙が消えて1時間後位でクドサシのタイミングでしょう。
クドサシ終了16時10分、やっと終わりました。
明日は1日で、第3回分のクヌギを揃えないといけません。上げ木も少し足りません。
頑張ろう!
by cn1398 | 2010-02-13 18:03